第28回第1種ME技術実力検定試験のご案内
公益社団法人日本生体医工学会
第1種ME技術実力検定試験実行委員会
第1種ME技術実力検定試験は、「ME機器・システム(以下、ME機器という)および関連設備の保守・安全管理を中心に総合的な専門知識・技術を有し、かつ他の医療従事者に対し、ME機器および関連設備に関する教育・指導ができる資質を検定する」ことを趣旨としています。試験に合格し、かつ実務経験を認められた者は日本生体医工学会より合格認定証が交付され、「第1種ME技術者」の呼称が使用できます。
なお、本学会が実施している第2種ME技術実力検定試験は、「ME機器の安全管理を中心とする医用生体工学に関する知識をもち、適切な指導者のもとでそれを実際に医療で応用しうる資質を検定する」ことを目的としており、第1種ME技術実力検定試験に合格する能力を有する者は、ここでいう「適切な指導者」に相当します。
※第25回の試験から試験制度の一部と出題形式が変更になりました。
※第28回はオンラインで実施します。
受験資格
次のいずれかを満たしていること。(実務経験の有無にかかわらず受験できます。)
・第2種ME技術実力検定試験合格者
・臨床工学技士免許所有者
試験日時
2023年 6月25日(日)
- 試験時間 9:00~16:35
試験方法
パソコンとWebカメラ(不正行為対策用)を使用したオンライン試験。
Webカメラは委員会指定のものを郵送致します。
受験に使用するパソコンは各自ご用意ください。
また、受験申し込み前に必ず下記動作確認サイトにて受験で使用するパソコンで動作するかを確認してください。
動作確認サイト
動作環境
OS:Windows8.1以上, MacOS 10.15.7以降
Webブラウザ:Google Chrome(推奨)、 Microsoft Edge及びSafari(条件有)
※ブラウザは最新版にアップデートして下さい。
受 験 料
初回受験者:22,000円
再受験者 :13,000円(過去の受験証明書又は受験票が必要です。)
払い込まれた受験料は返金しません。
お支払いは振込票を郵送致しますので、お近くのコンビニエンスストアまたは郵便局からお支払いください。
- 「再受験者」について
- 過去に第1種ME試験を受験したことがある者(当日欠席者含む)
- 受験申し込みの際、過去の「受験票」または「受験証明書(結果通知)」の画像ファイル(PDF等)をアップロードしてください。
- [注 意]
- 過去の受験票、結果通知は再発行しません。 (紛失した場合は、初回受験者の扱いとなります。)
- 受験申し込み後に初回受験者用の受験料から再受験者用の受験料ヘの変更はできません 。
出題形式
- 基礎知識、応用知識、課題解決力の三段階で問う3題1組の問題。
- 論述式問題:与えられた課題を解決するのに必要な知識・情報・解決手順・注意事項等を論理的に記述する問題
※ページ下部の≪参考1≫に例題がありますので参考にしてください。
※第24回試験まで実施されていた午後の選択問題と小論文は廃止されました。
出題範囲
①ME安全管理分野
ME機器・病院設備に関する規格(JIS等)の意味や根拠、信頼性・安全性工学の医療現場への応用、機器・設備の品質管理マネジメント、安全研修指導、機器・設備のライフサイクル管理、医療材料の安全性、など。
②生体計測機器分野
心電計・血圧計・オキシメータ・画像診断機器等の生体計測機器の原理・構成の理解、医用センサの原理と誤差要因、保守点検の方法とその原理・必要性、トラブルの分析と対策、使用方法や管理方法の指導、など。
③臨床治療機器分野
除細動器・電気メス・体外循環装置・血液浄化装置・人工呼吸装置等の臨床治療機器の原理・構成の理解、保守点検の方法とその原理・必要性、トラブルの分析と対策、使用方法や管理方法の指導、など。
申込方法
スケジュール
1.受験申し込み受付(オンライン):4月10日(月)~4月28日(金)
2.受験料払込票到着(郵送):5月13日(土)頃
3.受験料払い込み期限:5月23日(火)まで
4.受験票及びWebカメラ送付(それぞれ郵送):5月下旬~6月上旬
5.Webカメラ動作確認と受験者写真撮影: 6月17日(土)まで
「科目合格」の廃止について
第25回試験より科目合格制度は廃止されました。
合格者の登録と認定証の発行について
- 本試験に合格した時点で2年以上の実務経験を有する方は、その実務経験を示す証明書を提出することにより合格者認定原簿に登録され、「合格認定証」が発行されます。
- 実務経験2年に満たない方は、合格後5年以内に2年の実務を修了し、その実務経験を示す証明書を提出することにより合格者認定原簿に登録され、「合格認定証」が発行されます。
- 上記の実務経験とは、受験資格取得後に「医療機関、その関連機関あるいは医療関連企業等において常勤として2年以上の期間、医療機器・システムの設計、開発、操作・運用、保守・点検、営業・販売などに従事しまたはそれらの教育・研究に従事した場合」をいいます。複数の機関での実務経験日数を通算して2年以上の経験とすることもできます。
- 登録の申請は合格後6年以内に行わなければなりません。
「第1種ME技術者」の呼称およびバッジの付与について
第1種ME技術実力検定試験の合格認定証を取得された方は、「第1種ME技術者」という呼称が使用でき、申請により第1種ME技術者認定バッジが与えられます。
「臨床ME専門認定士」制度について
第1種ME技術実力検定試験の合格認定証を取得した方のうち、臨床工学技士、臨床検査技師、診療放射線技師、医師、看護師などの医療系の国家資格を有している方は、申請により、医療機関等の機器管理責任者にふさわしい資質を有する者として「臨床ME専門認定士」の認定が受けられます。(詳細はお問い合わせください)
参考図書
受験参考図書として次の2種類を発行しています。詳細はお問い合せください。
・第1種ME技術実力検定試験テキスト
・第1種ME技術実力検定試験問題解説集(実施回ごとに発刊)
問合わせ先:ME技術実力検定試験事務局
Email meinfo[at]megijutu.jp
※[at]を半角文字の@に変更してください。
主催:公益社団法人日本生体医工学会
協賛:電子情報通信学会/日本医療機器学会/日本医工学治療学会/日本移植学会/日本サーモロジー学会/日本産業衛生学会/日本集中治療医学会/日本手術医学会/日本人工臓器学会/日本腎臓学会/日本総合健診医学会/日本超音波医学会/日本透析医学会/日本泌尿器科学会/日本医療・病院管理学会/日本不整脈心電学会/日本麻酔科学会/日本臨床検査医学会/日本臨床神経生理学会/日本臨床モニター学会/日本レーザー医学会/ライフサポート学会/全日本病院協会/日本医師会/日本看護学校協議会/日本臨床工学技士会/日本臨床工学技士教育施設協議会/医療機器センター/医療情報システム開発センター/日本医療機器産業連合会/電子情報技術産業協会/日本医療機器工業会/日本医療機器テクノロジー協会/日本医療機器協会/日本医療福祉設備協会/日本画像医療システム工業会/保健医療福祉情報システム工業会
《参考1》例題


《参考2》総合合格・科目合格フローチャート
